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【声のボランティア】

入社して4月で丸9年が経ちました、シュガーです。
今回はタイトルにある「声のボランティア」を経験したエピソードをお伝えいたします!

皆様は「録音図書」というコンテンツをご存知でしょうか。
どういうものかと申しますと、目が不自由な方のために、
小説等を読み上げた音声を録音し、その媒体を貸し出すという図書館で行っているサービスです。
(今風に言うならば、オーディオブックですね!)

私が住んでいる地域でも、図書館が提供しているサービスとして複数の媒体を用意し、
利用者からの要望に応えられるよう、貸し出しを行っています。

既に用意されている多数の音声資料の中から選ぶこともできますが、
古い作品が多く、限られた予算の中では新しいものを入荷することは
なかなか難しいと職員の方より伺いました。

そこで、冒頭の「声のボランティア」の出番です。
ボランティアとして事前に登録を済ませ、
館内の専用の部屋で小説を朗読する音声を録音し、
作品として保存、きちんと媒体にしたものを利用者に貸し出します。

若い方は音声検索のインターネットを駆使し、
有料無料を問わずにオーディオブックを探して視聴することができますが、
目が不自由な上に、お年を召した方となると、
インターネットを使うということもなかなか難しいため、
図書館で借りるという手段が一番簡単な方法なのです。

私はこのボランティアを知った時、
コールセンターのオペレーターとして、
それなりに長い経験があるで、さほど難しくはないだろう
・・・と、少し気軽な気持ちで応募しました。

事前に少し音読の練習をしただけで、数日後に実際の録音を終え、
集まったボランティアの方たちと録音を聞き合ったのですが、
私のそれはお世辞にも良いとは言えない出来でした。

普段、自分の声を聞く機会というのはなかなかありませんから、
いざ録音したものを聞いた時に様々な反省点が出てきます。

かなりゆっくり話したつもりなのに、ところどころで早口になっている、
流れで話していると、一語一語が聞き取りにくく、
単語の始め(特に母音)の声が小さいなど・・・とても多くの改善点が見つかりました。

落ち着いて話をする、聞き取りやすいような声色で話す、
しっかり発音して一度でわかってもらえるように声を出す・・・
どれもオペレーターとして大事で基本的な内容です。

自分ではできているつもりでも、客観的に一歩引いて聞き直してみると、
思っていたよりも出来ていないところが多いなあ・・・実感した出来事でした。

インフォダイレクトでも話し方や声の出し方を練習させてもらえる
研修が定期的にあるので、業務に活かすことはもちろんのこと、
得たスキルを誰かのために活用できるよう取り組みたいと思っています。

今は公私ともに多忙な日が続き、なかなかボランティアに割く時間を取れないのですが、
落ち着いたらまたチャレンジしてみたいと思っています。

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