【情動感染】
こんにちは。スタッフ日誌初登場のまっすーです。
入社してやっと半年になったばかりですが、
私の中では「もう半年もたったのかぁ…」という感じです。
仕事にもようやく慣れてきたところだったのでまだまだ新人気分でいましたが、
日時というのはあっという間に過ぎていきますね。
さて、
初めてのスタッフ日誌でお話させていただく内容ですが、
色々と悩んだ結果、私が常日頃から自分を高めるために心がけている
「情動感染」についてお話させていただきたいと思います。
みなさんは「情動感染」という言葉をご存知でしょうか?
簡単に言えば、人間の感情は、人から人へ伝染し、
誰かの感情が誰かに影響を与えるという脳の仕組みで、
いわば感情のワイヤレス・ネットワークのような状況のことを言います。
人の感情が人へと伝染する。
それは良いことも、悪いことも、です。
特に人間の感情というのは、怒りや不安という負の感情ほど相手に大きな影響を及ぼします。
例えば、身近な誰かがイライラしていると、
それが例え自分には関係のないことであったとしても、
自分までなぜだかイライラした気持ちになってしまったり、ピリピリとした空気を受け取って嫌な気持ちになってしまうのです。
もちろんいい影響もあります。
身近な誰かが喜んでいたり、楽しそうにしていると、なぜだか自分まで嬉しくなったり、楽しくなったりします。
災害時には、周りの誰かがパニックを起こしていると冷静だったはずの自分まで不思議と不安になってきて、
パニックは辺り一帯に感染しその場が一瞬で混乱します。
人が他者の感情を理解したり共感したりできるのは、
相手から「情動感染しているから」なのです。
しかし不思議と人間は負の感情の方を敏感に察知して受け取ってしまう傾向にあります。
それは人の自己防衛本能とも関連があるそうです。
みなさんにも身に覚えがないでしょうか?
例えば小さな子供は、親の気持ちを敏感に察知し、親や自分を守るような行動をとる事があります。
私は以前に介護の仕事をしていたのですが、
例えば認知症のご老人は、身近な人の感情をとても敏感に察知して、
それがまるで最初から自分の感情であったかのように鏡写しに人の感情を巻き取り、
コロコロと機嫌が良くなったり悪くなったりします。
皆さんも、家族の誰かがイライラしていたら、なぜだか自分まで意味もなくイライラしてきて、
気付けば些細なことで家族と喧嘩になっていた、という経験はありませんか?
喜びや楽しみなど、プラスの気持ちは周囲にプラスの影響を与え、
怒りや不安など、マイナスの気持ちは周囲にマイナスの影響を与える。
ならば自分ができるだけプラスの感情でいること、表情や声で、プラスの感情を相手に伝えること。
それだけで周りに悪い影響を与えないようにでき、
自分の周りがどんどんいい環境になるのではないか。
これはもちろんどんな職業でも役に立ちますし、仕事だけではなく日常でも役に立つ事なのではないでしょうか。
私自身、オペレーターという職業は初めてですが、
オペレーターという仕事は、声一つで相手に感情や表情を見せることができると知りました。
インフォダイレクトは「声」でお客様に良い情動感染を与えるプロの先輩方がたくさんいるので、
私もまだまだこれから、先輩方からたくさんの事を学ばなければいけないな、と、ぼんやり思っています。